バリューチェーンで考える仕事の全体像

バリューチェーンとは

  • 以前の記事で「付加価値」の概念を紹介しました
  • その際に、「自分の本当の価値」とは「他者から借りてきた価値」に付加される価値だと紹介したと思います。
  • 実際の仕事では多くの場合、同じように「皆さんが出した価値」を借りてきて(仕入れて)、さらに大きな価値を出そうとする人がいます
  • ある人が出した価値に、色んな人が順番に「価値を足していく」わけです
  • こうした価値の連鎖を「バリューチェーン」と呼びます


自分の仕事の全体像を知る

  • バリューチェーンには様々な活用方法があります
  • 事業の収益の構造的原因を探るためにも使われますし、ビジネスモデルの比較をすることもあります
  • しかし、ここではいつも通り、もっと身近で個人的なことのために使いましょう
  • 自分が任されている仕事のバリューチェーンを考えてみてください


記事制作のバリューチェーン

  • たとえば、このブログに投稿する記事の更新を任されていたとします
  • 大きく4つくらいに価値を分けると、例えばこのようになります
  • どうすると自分の付加価値が高まるでしょうか?


自分の付加価値を高める方法

  • 自分の付加価値を高める上で、一番簡単な方法は、バリューチェーン上の前後に少し「はみ出す」ことです
  • いきなり「大きく飛び出す」のではなく、「はみ出す」くらいがポイントです
  • というのも、たいていの場合、今の仕事も自分が思うほどできていません
  • 本来の「守備範囲」が「25を50にする」担当だったとしても、実際は「30を45にしている」だけで、実は「周りが助けてくれている」という場合が多くあります
  • 無理をせずはじめは「1割か2割、伸ばしてみる」くらいの感覚で良いでしょう

上流への進出

  • バリューチェーンの左側を「上流」と表現します
  • ブログ記事を書く場合で考えます
  • 例えば、いままで「言われたテーマで記事を書いていただけ」だとしたら、自分で書くネタを考える
  • そこまでしなくても、企画者の意図を汲んで記事を書く


下流への進出

  • いままで「ブログを下書きに入れて終了」としていたとしたら、自分で公開作業までやってみる
  • そこまでしなくても、周りの人に見せてみて誤字や脱字がないかチェックしておく
  • 自分が書いた記事がどれくらい読まれたかを気にしてみる


大きな仕事ほどチームプレー

  • 大きな仕事ほど自分ひとりではできません
  • バリューチェーンは、仕事のリレーや駅伝のようなものです
  • 前の走者から「少し手前からバトンをもらってあげる(上流への進出)」、「後の走者にいつもより少し後でバトンを渡してあげる(下流への進出)」だけで、チームへの貢献度合いはずいぶん変わります
  • あなたの前の走者は誰ですか?後ろの走者は?




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