PDCAによる行動の進化

社会人の「優秀」さを左右するもの

  • 社会人としての基本的な能力を考えた時に、学生時点で人により大きな違いはありません
  • 重要なのは社会人となってからの成長スピードのほうです
  • 能力の格差は指数関数的に拡大します。能力があると、チャンスもより多く与えられるからです
  • 机上の計算になりますが、仮に、Aさんの能力が1年あたり「2倍」になるのに対して、Bさんは「1.2倍」だったとすると、2人の入社時の能力が同じだったとしても、10年後は100倍以上の差がつくことになるのです


自己学習力を高める、PDCA

  • 「PDCA」は自律的な改善サイクルを表現するフレームワークとして有名です
  • Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字からとっています
  • このPDCAを個人の能力を高めるために使用してみましょう


ポイントは「続ける」こと

  • PDCAは1回だけでは意味がありません
  • 高い頻度で連綿と続けていくことが重要です
  • そのためには、「行動」を軸に考えることがおすすめです
  • 「行動」を軸にして、PDCAの「鎖」を重ねていく方法を紹介します


「行動」のPDCAサイクル

  • 「行動」を軸にする、ということについてもう少し詳しく説明します
  • 「Do」の部分を継続的に改善することを考えます
  • 「Action」部分も、行動ベースで記述し、次回の「Do」にします
  • 「Check」部分は、「Action」の根拠となる事柄で、次回の「Plan」に繋がります


よくない例

  • 例として、「ラッシュアワーに上司と電車移動している時に、SUICAがチャージ不足で改札で止めたられてしまった」という事象について考えます
  • これを次回から防止するにはどうしたら良いのでしょうか
  • こちらは、良くない例です。どこが問題なのでしょうか?


「Action」欄には具体的な行動を記述する

  • 「何も考えずに行動していた」から迷惑をかけたわけなので、「Plan」欄が書けないのは仕方ないものとします
  • それよりもこの例で問題なのは、「Action」欄に具体的な行動が書かれていないことです
  • 「Action」欄に具体的な行動を書こうと思ったら、「Check」欄もこうはならないはずです
  • 例えば下記の図にしたらどうでしょう


1回転でやめず、何回転も続ける

  • 実はこれは出発点にすぎません。
  • 前回「Action」欄に書いた行動を「Do」欄に書いて、次の検証に移るのです
  • そうすると、例えば下記の図のようになります
  • さらに続けると、例えばこのようなこともあるかもしれません


1秒も無駄にしない

  • 1年の差がチリツモで10年で拡大すると書きましたが、その1年の差は1分1秒から生じるものです
  • 工夫次第で、どんなことからも学べるはずです
  • 時間も重要な資源ですから、そのROI(投資効率)で差がつくのです




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