AARRRとは
- グロースハックのフレームワークに『AARRR』があります
- 従前のマーケティングにおけるフレームワークはどちらかというと新規顧客獲得に着目したものが多かったですが、『AARRR』はファンを囲い込み育てていく、新規顧客を獲得したその後のフレームワークです
- 今回はこれを、個人の人脈形成に応用してみます
形だけの「知り合い」は意味がない
- 新規獲得よりもファンのエンゲージメントが大切だというAARRRの考え方は、今の時代の人脈形成にも当てはまります
- つまり、出会いの数よりも、出会った後の方が大事
- 「すごい人と繋がろう」と思う前に、既に出会った人に、自分をどう「使ってもらえる」か?、「友人に紹介しよう」と思ってもらえるか? が大事だということです
- よく、「◯◯さん知り合いだよ」と自慢している人がいますが、本当に「困った時に何かをお願いできる」ような関係であることは稀で、そうした「知り合い」には意味がないのではないでしょうか
使ってもらってナンボ
- 本当意味での人脈形成のためには、自分が「利用される」価値のある人間でなくてはいけません
- 「都合のいい存在にはなりたくない」と言って怒る人もいますが、需要があるというのは素晴らしいことだと思います
- 今の時代、人と繋がる手段はいくらでもありますから、お互い必要としない相手の連絡先に何の価値もありません
リピート・紹介は自分への通信簿
- 日本では特にかもしれませんが、相手から本音のフィードバックがもらえるとは限りません
- そんなとき、相手の満足度を知ることができるのはリピートや紹介です
- フィードバックの指標としてはNPS(ネットプロモータースコア)が有名ですが、相手が本当に喜んでくれていたら誰かにその感動を伝えてくれているものです
見返りはお金だけとは限らない
- 純粋なビジネスの場合は、提供したサービスの対価をお金でいただくことになりますが、個人の人脈形成の場合、得られるものはお金とは限りません
- 資本主義経済下における企業の利益は「再投資のための原資」という位置づけですから、それを人脈形成に置き換えて考えてみた場合は、さらなる人脈形成をするための投資の原資が得られるかどうか、と少し広げて考えるのが良いでしょう
- 具体的には、特別なコミュニティに招待してもらったり、新しい趣味やスポーツの世界に触れられるようになったりすることも、新たな人脈の形成にお金以上の効果があるかもしれません
量より質
- こうした考え方は、一見、見返りをアテにして人に親切にするようで気が進まないかもしれませんが、ここでは「人脈の形成」をひとつの目的として置いているわけですから、(企業が営利目的で活動しているように、)よりよい人脈形成のためには、必要なことです
- 名刺交換だけの「知り合い」を増やして何も頼まない・頼まれないのはエネルギーの無駄です
- 知り合ったら社交辞令でなく何か一緒に取組み、AARRRの次のステージに歩を進めてみることをおすすめします
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